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予防接種に対する基本的な考え方

抗菌剤、抗ウイルス剤、医療の進歩により感染症をコントロールできると考えていしましたが、現実はまだまだの段階で、ワクチンによる予防が、最も良い対処方法であることを認識しました。また医療経済面でも予防が優っているという判断で、予防可能な病気に対して積極的に接種が行われるようになってきました。またがん予防として、子宮頚がんワクチン、B型肝炎ワクチンが導入され、今後もがんワクチンも増えてゆくものと思われます。

*ワクチンに対する考え方は2通りあり、「個人防衛」と「集団防衛」の2つがありますが、両者は密接に関係しています。個人に対する予防接種は、限界があり、抗体が上がりにくい人がいたり、BCGのように予防効果が劣っているものがあったりで、確実に個人を病気から守るのは困難です。つまり集団での病気の発生をなくすことが重要となります。集団での病気の予防は、その病気によって異なり、例えば麻疹では集団の90~95%の人が接種を受けない限り流行を抑え込む事が出来ません。また接種回数も病気によって異なり、1~4回で複数回接種しなければ効果が十分でないものがほとんどです。

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