母乳について
赤ちゃんにとってのメリット
・赤ちゃんに必要な栄養素がたっぷり含まれている
・母親とのスキンシップの機会となり、安心感を得られる
・消化吸収がよく、食物アレルギーを起こしにくい
・母乳には免疫物質が多く含み、免疫力が高まる
・SIDS(乳幼児突然死症候群)の発症率が少ない
・おっぱいを吸うには力が必要で、あごの発達につながる
母親にとってのメリット
・赤ちゃんとのスキンシップで愛着形成が進む
・子宮の収縮を促して産後の回復を早めてくれる
・赤ちゃんがぐずった時でも、すぐにあげられて経済的
・乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの病気にかかるリスクが低い
・閉経後の骨粗鬆症や骨折が少ない
・ダイエット効果
母乳のデメリット
・乳房、乳頭のトラブル
・母乳性黄疸
・ビタミンK不足
・経母乳ウイルス感染
・薬物、環境汚染物質の移行
母乳のデメリットもありますが、メリットの方がはるかに多く日本小児科学会も母乳育児を推奨しています。母乳が出にくい方もいるかと思いますが、6カ月まではできるだけで母乳で育てましょう。
母乳がでなくても大丈夫
産後すぐの時期はなかなか母乳が出にくかったり、出ないお母さんもいます。ミルクで育ったからといって消化・吸収が悪かったり、免疫力が低下してしまう心配はありません。ミルクと混合でもスキンシップの良い機会として、赤ちゃんと目を合わせながら、ゆったりと母乳を与えましょう。