2022年インフルエンザワクチンについて
今年のインフルエンザ流行の予想ですが、大流行する可能性が高く、流行時期も例年より1から2ヶ月早い予想です。またコロナと同時流行する「ツインデミック」も心配されています。南半球のオーストラリアでは2年間感染がなかった後、今年の4月よりインフルエンザの大流行が例年より2ヶ月早く見られています。
インフルエンザ大流行の予想は、コロナのパンデミックにより2年間インフルエンザの流行がなく免疫を持った人が少ない事、コロナの人流対策が緩和された事などによります。
①インフルエンザ予防のため、これまでより早い時期に積極的に予防接種を受けるようにしてください。②子どもにとっては、今流行中のオミクロン株よりインフルエンザの方が怖い病気です。発熱期間も長いですし、脳炎脳症などの合併症もコロナより多く見られます。
③小児のコロナワクチン(5歳から11歳)が努力義務に変わりました。つまり定期接種と同じように、何か事情がない限り接種を受けなければならない事になりました。また6ヶ月から4歳までのコロナワクチンも海外では承認されています。
④インフルエンザのワクチンの効果についてですが、現在6ヶ月から12歳までの子どもには2回接種を行っていますが、2回と1回で抗体価にあまり差がないというデーターもあり、アメリカなどでは1回接種となっています。
以上のことより当クリニックでは、今年のインフルエンザワクチン接種を以下のように行いたいと思います。
① 6ヶ月から12歳までの人で昨年度ワクチン接種を受けていない人は2回接種。受けた人は1回接種。2回を希望される方はお申し出ください。12歳以下の希望者には2回接種を行います。
②できるだけ早い時期10月、11月に接種を終えるようにしてください。
③これまではワクチン予約をした後、自由に来院接種してもらっていましたが、混雑を緩和するため、今回より、すべてウェブ予約にいたします。原則、当院にかかりつけのお子さんとその家族です。
④コロナワクチン接種との兼ね合いがありますので、接種日、接種時間等いろいろ調整が必要になる事と思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
院長 太田裕