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インフルエンザの予防接種が始まります 2020

[2020.09.23]

武漢より始まった新型コロナウイルス感染症はまだまだ収束が見通せない状況です。症状が冬のインフルエンザと区別がつきにくく、診療対応が難しくなっています。60歳以上の高齢者は、コロナで重症化しやすいため、インフルエンザの早期接種が指示されています。一方、子どもたちは、コロナの感染率が低く、またほとんど重症化しませんが、インフルエンザでは脳症など重症化することがしばしばみられ、これまでどうりインフルエンザの予防接種が必須なものとなっています。

今期のインフルエンザ予防接種を例年どおり10月2日より始めることになりました。ワクチンの入荷が早まったこと、11月、12月の短い接種期間では大勢の子どもたちが接種に来院し、3密の状態となる事が予想されますので、できるだけ早く接種を開始して、余裕をもって安全に接種してゆきたいと考えています。

*インフルエンザワクチンの組成

A型株:2種類:A/広東-茂南/SWL1536/2019(CNIC-1909)(H1N1)、A/香港/2671/2019(NIB-121)(H3N2)

B型株:2種類:B/プーケット/3073/2013(山形系統)、B/ビクトリア/705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)

*接種方法

6か月から13歳未満:2回接種(2からから4週の間隔をあけて)

13歳以上:1回または1から4週の間隔を置いて2回接種

*接種料金(消費税込み)

1回目:4350円

2回目:3250円

*ワクチン接種を希望の方は、来院する前に、まずワクチンを確保するための予約を電話で行ってください。(毎年ワクチン確保でいろいろなトラブルが起こっていますので)名前、年齢、電話番号をお知らせください。宜しくお願いします。なお予防接種の予診表はホームページからダウンロードできますし、また受付でも配布しています。

**接種の日時と時間:通常の予防接種の時間帯で。(日時、時間の予約はなくても可)

**土曜午後のインフルエンザ予防接種(特別枠)(1時30分から3時30分)

(完全予約で行っていますので、電話か受付で予約してください)

平日に時間がとれない方のため土曜の午後(下記の日時、時間)インフルエンザの予防接種を行っております。(他の予防接種は行いません)

日時:11月7日、11月14日、11月28日、12月5日、12月19日

9月18日 日本小児科医会より出された意見書を提示します。 「今季インフルエンザワクチン優先接種順に関する日本小児科医会の解釈                 公益社団法人 日本小児科医会 公衆衛生委員会 本年9月11日付けで厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部からインフルエンザワクチンの優先的な接種対象者への呼びかけの事務連絡がありました。 本事務連絡によると高齢者の新型コロナウイルス対策を最優先に考え、定期接種対象者を10月1日から25日まで優先的に接種し小児等の他の該当者は26日以降に接種するようにと記載されています。しかしながら小児においては例年通り10月前半からの接種を予定し、すでに予約などを開始している医療機関も多いかと思います。  そこで本事務連絡に対する解釈と対応につき、日本小児科医会の考え方を提示いたしますのでご参考にしてください。 1)日本感染症学会は医療関係者、ハイリスク者、乳幼児から小学低学年までのインフルエンザワクチンの接種を強く推奨していることから、小児への接種時期を一律に遅らせることは避けるべきと考える。 2)今季はインフルエンザワクチン供給状況が例年より早期に完了する予定であることから高齢者だけを早期に完了する接種計画を立てるのではなく、他の年齢層で接種が必要な方への接種も考慮すべきである。 3)乳幼児はインフルエンザ脳症のリスクがあることからハイリスク群であり、優先順位は高い。 4)すでに10月からの接種予約が完了している医療機関もあり、予約の変更などに より混乱が起こる可能性がある。 5)乳幼児・学童への接種を遅らせることによる影響の有無についての検討が十分でなく、小児への不利益が生ずるなどの不安が残る。  以上、本事務連絡に関する問題点や疑問につき、その解釈や対応などを記載しましたが、本事務連絡の内容を示した厚生労働省作成のポスターには「お示しした日程はあくまで目安であり、前後があっても接種を妨げるものではありません」と明記されていることから、各医療機関に於きましては、それぞれの判断を基に接種対象者・時期を決定されてよろしいと考えます。」

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