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心に残るゴルフ 其の一

[1998.10.20]

今回、パートナーとダブルベリアという幸運に恵まれ、平成10年度医師会会員ゴルフ大会で優勝することができました。パートナーの皆さんありがとうございました。優勝の弁ということですが、ゴルフの思い出でこれに替えたいと思います。

 

「フォレストを避ける小児科」

約20年前、小児科医局始まって以来の最初のコンペ。各自、真新しいクラブを引っさげ、付け焼き刃の練習を重ね、自信満々で望む。結果は、プレー時間がハーフ4時間を越え、ゴルフ場より次回はちょっと・・・と云われ、その約束を今でも律儀に守っている。

 

「真空切り」

その数年後の話。紫雲ゴルフ場にて朝一番のスタート。堺杯(小児科医局コンペ)の第一組のオーナーのティーショット。第一打空振り、一同大爆笑。第二打空振り、続く第三打、真空切り、そしてボールが転げ落ちる、みんな真剣な顔。第四打、ボールが前へ飛ぶ、どっと歓声が沸く。このコンペのその後を予感させる出来事でしたが、キャディさんの教育よろしく無事進行。

 

「池ポチャ」

歴史ある県の小児科コンペでの一幕。紫雲ゴルフ場の池越えショートホール。0氏のティーショットが池の手前へ。池を越えるとすぐグリーン。第二打ポチャ、四打目ボチャ、六打目ボチャ、「すいません、池の向こう側にドロップして打ってもらえますか」キャディきんの言葉にだれの反対もなし。コンペでルールが変更になったのはこの時が最初で最後。

 

「イップスにならない方法」

「このバットが外れても死にやしない」と自分に言い聞かせて力ップめがけて強めにヒット。プレッシャーがかかるどんな場面にもこの殺し文句が大いに役立つ。

 

「走馬燈の・場面」

0氏との熾烈な戦い。一打リードで迎えた最終18番。ティーショットは私がフェアウェイ真ん中、0氏は左のラフ。私の第二打は砲台グリーンを捉え、急いでグリーン上へ。カップまで5m、勝利を確信して相手の二打を待つ。100ヤード先のラフより放たれた打球は、期待に反し、グリーンヘオン、そしてカップへ向かって転がり、旗竿にガシャ、旗竿とカップに挟まりカップインしないままご主人様を待つ、実によくできたボールである。最後の土壇場で絵に描いたような逆転劇、開いた口が塞がらないとはまさにこの場面でしょう。0氏日く「死の間際に、この場面が走馬燈のごとく出てくるんだろうな」

                      (1998.10.20 ボンジュール)

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