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アレルギー検査

血液検査

白血球の好酸球数

血液中の白血球でアレルギーに関連がある好酸球の数を検査します。全体の割合で5%以上、実数で500/μl以上あれば好酸球が多い体質です。気管支喘息の患者さんの肺には好酸球が多く集まって肺の炎症に関与しています。好酸球が多い人はアレルギー体質と評価できます。

総IgE値

アレルギーに関係する抗体であるIgEの量を検査します。人は外から体に入ってきた花粉や食品、ほこりなど様々なアレルギーの原因になるアレルゲンに反応してそれぞれに特異的なIgEを作ります。総IgE値が高い人はたくさんのものに反応してしまうアレルギー体質があるといえます。

イムノキャップRAST

個々のアレルゲンのIgEの量を検査します。花粉のIgEは飛散時期になると上昇するなど採血時の季節や本人の体調の影響で値は変動することがあります。食物アレルギーの食品によってはIgEの値から症状誘発のリスクを評価することもできます。

TARC

アトピー性皮膚炎の皮膚の状態を評価する検査です。湿疹の炎症の程度とTARCの値が比例します。TARCが高い状態でアトピーの抗炎症外用薬を減量すると湿疹が再燃するなど治療の評価にも使うことができます。

 

皮膚プリックテスト

食物アレルギーやダニアレルギー、花粉症などのIgEに関連したアレルギー項目を調べることができます。皮膚にアレルゲンを押し当てて15分後に判定します。陽性になると蚊に刺されたように検査をしたところがかゆくなり腫れて盛り上がります。当クリニックでは主に食物アレルギーの精査のために行っています。

   

 

食物経口負荷試験

アレルギーが出る可能性のある食品を実際に食べて症状が出るかを確かめる検査です。食物アレルギーの患者さんに行います。食物アレルギーの原因食品を探したり、今まで食べられなかった食品が食べられるようになったかを確認するために行います。アレルギー症状を誘発する可能性があるため事前にしっかりとした説明を受けてから慎重に行う必要があります。

 

食物運動負荷試験

食物依存性運動誘発アナフィラキシーという特殊な食物アレルギーのある人に行います。食べるだけでは症状が出ないため、食べてから運動をしてアレルギー症状が誘発されるかを調べる検査です。アナフィラキシーのリスクが高いため入院ができる施設で行うことが一般的で当院では行いません。

 

呼吸機能検査

スパイロメトリー

気管支喘息の患者さんの肺の炎症の程度を確認するための検査です。喘息の原因は空気の通り道である気道の炎症が原因です。そのため健康な人よりも喘息の患者さんは気道が狭く、空気が通りずらくなっています。スパイロメトリーは同じ体格の標準的な人の呼吸と比べることで見ることのできない気道の炎症が評価できます。検査にある程度コツがいるので小学生以上のお子さんから検査ができるようになることが多いです。

ピークフローモニター

自宅でも気道の炎症の評価をすることができる喘息患者さん向けの機器です。連日検査をすることで喘息発作が起きた時に普段よりも値が下がるため気道の炎症が悪化したことを客観的に知ることができます。小学生から導入できることが多いです。咳が出ているときに喘息の発作が起きているかがわからないご家族にとっては患者さんの主観以外で喘息の発作が起きているかがわかります。

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