予防接種
ワクチンデビューは生後2ヵ月の誕生日
大切なお子様を病気から守るため、できるだけ早く接種されることをおすすめいたします。下記の時間以外の診療時間中も予防接種を行っていますので、お気軽にご相談ください。予約なしでも受けられます。
予防接種について
感染症の原因となる病原体や細菌が出す毒性を弱めたり毒性をなくしたワクチンを体内に接種することで、感染症への免疫(抵抗力)ができ感染症の発症あるいは重症化を予防することができます。また、多くの方が予防接種を受けることで集団免疫がつき社会での病気の流行を予防することができます。正しい知識を持ち必要な予防接種を受けるようにしましょう。
予防接種の種類
定期予防接種
国が受けるように強く勧めている(積極的推奨)予防接種です。決められた期間内に受けると無料となりますが、この期間を過ぎると有料(任意接種)になります。
任意予防接種
接種するかどうかは保護者に任されているワクチンですが、決して医学的に重要度が低いワクチンというわけではありません。現時点では有料での接種になりますが小児科医として接種を強くお勧めします。
当院で受けられる定期予防接種
不活化ワクチン
・小児用肺炎球菌(プレベナー)
・ヒブワクチン
・B型肝炎
・二種混合(ジフテリア、破傷風)
・四種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、不活化ポリオ)
・五種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳、不活化ポリオ、ヒブ)
・三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)
・日本脳炎
生ワクチン
・おたふくかぜ
・BCG(結核)
・MR(麻疹風疹混合)
・水痘(水ぼうそう)
・ポリオ
・ロタウイルス
*三種混合とポリオは、平成24年11月より混合された「四種混合ワクチン」に切り替わりました。すでに三種混合や不活化ポリオで接種を開始している方は引き続き同一ワクチンで接種を完了してください。
当院で受けれる任意予防接種
(消費税10%に準じてあります)
・インフルエンザ 1回目:4350円
2回目:3250円
・おたふくかぜ 6800円
*A型肝炎、狂犬病、破傷風ワクチンなども行っています。MR(麻疹.風疹)や水痘などの定期接種の接種時期を超えた方もお申し出ください。また日本小児科学会の推奨する就学間の百日咳予防、ポリオ予防のワクチン接種をご検討の方もご相談ください。
ワクチン接種のスケジュールについて
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールで行います。
ワクチンの重要性必要性が認識され接種が勧奨されるワクチンが多くなりました。1歳未満は特に多くあるためご家族の時間的な負担の軽減、そして確実に接種が終えられるように一回に4~5種類のワクチン接種を推奨しています。なお一度に多くの予防接種を受けることを希望されない方は当院が考えたスケジュールで行うこともできますので、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。いずれにしてもワクチン接種で大切な事は、安全を第一に考えて接種することです。
R6年4月より四種混合にヒブが追加された五種混合ワクチンが接種できるようになりました。一回でも四種混合、ヒブワクチンを接種されたお子さんは五種混合ワクチンを接種することはできません。
≪1歳までのスケジュール≫
≪1歳までのスケジュール(当院オリジナル)≫
≪1歳以降のスケジュール≫
*注射の生ワクチン同士のみ4週間(27日)以上あけます。(BCG、MR、水痘、おたふくかぜ)
*標準接種時期を過ぎてしまうと自己負担になる場合がありますのでご注意ください。
予防接種当日
・お子さんの服装は、診察の時に着脱しやすいものにしましょう。
≪ロタウイルスワクチンを接種する場合≫
授乳は接種2時間前までに済ませておくと少し空腹感がありワクチンを飲んでくれます。
持ち物
・予診票
・母子手帳
・健康保険証
・乳幼児医療費受給者証
・診察券
予防接種を受けた後の注意点
予防接種後の急な副反応は、接種後30分くらいまでに起こる事が多いといわれています。接種後15分は院内で様子を見ましょう。また、接種後30分はすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
・当日はお風呂に入っても差し支えありませんが、接種部位を強くこすることはやめましょう。
・いつも通りの生活で問題ありませんが、激しい運動は避けましょう。
・接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合はご相談ください。