溺水
溺れやすい場所
海・川・プール・用水路、お風呂場、洗面所、トイレ、水槽、洗濯機など
乳幼児が溺れる時は、暴れたり大声を出したりすることなく静かに沈みます
親が髪の毛を洗っているわずかな時間で溺れたり、近くに大人が大勢いる場で気づかれず溺れていることもあります。水深10cmあれば溺れてしまう可能性があり、溺水で多いのはお風呂場での事故です。
溺水を防ぐには
・水遊びをするときはそばを離れない。
・川や海で遊ぶときはライフジャケットをつける。
・小、中学生になると、海・川・池・プールなどの屋外の事故が多くなります。普段からの水の危険性を意識づけ、なぜ危ないのかを家庭内で話しておく。
浴槽での溺水を防ぐには
・お風呂場の扉は常に鍵をかけ閉めておく。
・鍵は子どもの手の届かない高さにする。
・日頃から残り湯を溜めない。
・浴槽の蓋を固い素材にする。
・子どもをお風呂場に一人きりにしない。
・大人がシャンプーしている時は、子どもを浴槽で立たせておかない。
溺れているのを発見した時は
・すぐに水から引きあげて、平らなところに寝かせる。
・大声で人を呼び、協力を求める。
・意識、呼吸を確認する。(心肺蘇生を行う)
・体が冷たくなっていたらタオル等でくるんで保温する。
・腹部を圧迫して水を吐かせると肺に入る恐れがあるので、無理に吐かせない。
・意識がすぐに戻っても、肺炎などを起こす可能性もあるので受診しましょう。
救急車を呼びましょう
・心肺停止
・意識がない
・呼吸が止まっている、呼吸が苦しそう