転倒・転落
起きやすい場所
階段、玄関・ベランダの段差、お風呂場の床、ソファ、椅子、ベビーカー、ベッド、ベランダ、窓、遊具、自転車の椅子など
≪踏み台になるもの≫
ダンボール箱、ビール瓶ケース、エアコン室外機、植木鉢、ベッド内の布団など
転倒・転落を防ぐには
・窓やベランダのそばには踏み台となるような物を置かない。
・階段には転落防止の柵を取り付ける。
・ベビーベッドの柵は必ず上にあげる。
・お風呂場の床は滑らないように滑ベり止めマットを置く。
・ベビーカーに乗せたら安全ベルトをする。
・自転車に乗せるときは、安全ベルトをしめて、ヘルメットをかぶせる。
出血した時は
・出血している傷口をハンカチやガーゼなどで圧迫止血する。
・砂などついていれば、水で洗ってから圧迫する。
・なかなか止血できない時は、圧迫し早めに受診しましょう。
頭をぶつけた時は
・頭にこぶができた、皮膚が紫色に変色(内出血)した時は冷やして安静にさせる。
・乳児の場合、こぶがブヨブヨ柔らかく、いつまでも小さくならない時は、頭蓋骨が骨折して髄液が浸みだした髄液漏(ずいえきろう)の可能性があるので受診しましょう。
・頭を強くぶつけると、一時的に頭痛や吐き気などが出現することがあります。一過性のぶつけたショック(脳しんとう)によるものが多く、その後症状が強くならなければ、ほとんどの場合心配ありません。ただし、脳内出血による脳の圧迫により麻痺やけいれんなどの症状がでる場合があるので、その後24~48時間までは気を付けてみていきましょう。
救急車を呼びましょう
・意識がない、ぼんやりしてすぐ眠ってしまう
・出血が止まらない
・けいれんしている
・何度も吐く
・ぶつけた頭が陥没している
・片側の手足の動きが明らかに悪い、しびれがある
喉突き事故
口に物をくわえて転倒し、のどの奥に刺さる事故が発生しています。口の中を傷つけるだけでなく、のどの奥に刺さり、血管や脳に達する恐れがあります。特に6歳以下の子どもの歯ブラシは注意が必要で、歯ブラシ事故の約9割が1~3歳です。
報告例
・くわえたまま歩いて転倒
・洗面台の踏み台等から転落
・ソファに座っていたが前のめりになり転落
・人や物にぶつかって刺さった
喉突き事故を防ぐには
・歯ブラシや箸など口に入れたまま歩いたり、走ったりさせない。
・必ず保護者がそばで見守り、安定した床に座らせて歯みがきをさせる。
・歯ブラシは喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものを使う。
抱っこひも使用時の転落
特に4カ月以下の乳児は重症事故につながる恐れがあります。
・高い位置で子どもの乗せ下ろしをしない。
・ひもに緩みがないか、留め具が固定されているか必ず確認する。
・使用中に前かがみになる時は必ず手で支える。