スギ花粉症と感染症情報
今朝、白鳥が隊列を作り「かうかう」という鳴き声を残し、シベリアへ飛んでゆきました。もう春です。
感染症情報もコロナの影響で感染症の発生が少なく、ズート更新していませんでした。当院では、昨年度、インフルエンザ、RSウイルス感染症、ヒトメタウイルス感染症が全く見られませんでした。他の病気も非常に少ない状況でした。最近ではいわゆる風邪症状の子どもが少し増えてきています。また溶連菌はこの間もある程度の発生が続いています。
今多い病気はスギ花粉症です。昨年飛散が少ない年でしたが、今年は非常に多く、2月初めより患者が増え、今は大勢の方が来院されています。花粉症の治療は、まず花粉に遭遇しないような生活をすることが大事です。薬は、抗アレルギー剤の内服、点眼、点鼻があり、薬でコントロールできる人も多いようです。しかし症状がひどい方、スギのIgEが高値の方は、抗ア剤による対症療法だけではなく、スギ花粉に強い体を作るための免疫治療がお勧めです。以前は週に一回皮下注射して免疫をつける皮下免疫治療でしたが、今は舌下免疫療法といって、毎日、舌の下に治療薬を一分間保持するだけで済み、手軽に行えます。そんな事もありこの治療法が広がりを見せています。当クリニックでも、4月よりアレルギー専門医の息子がクリニックで一緒に仕事をすることもあって、力を入れています。スギ花粉症で難渋している方、ダニによるアレルギー性鼻炎でお困りの方は、気楽にご相談ください。