感染症情報
[2019.07.25]
梅雨も明け暑い日差しが戻ってきました。我が家の欅に暮らす蝉たちも賑やかに鳴いています。
病気のほうも夏本番。夏風邪の手足口病、ヘルパンギーナが多くみられます。特に手足口病が多く、今年のタイプは、コクサッキーA6で、このタイプはこれまであまり流行がなっかたため、罹患する子どもが多いようです。症状は、高熱で始まり、だんだん手足にブツブツが出てきます。口内症状がひどく水分を取れなくなる子どももいます。その他では、溶連菌感染症、RSやヒトメタウイルスによる細気管支炎、リンゴ病、百日咳がみられます。サーベーランスによりますと。新潟市、柏崎市でインフルエンザの発生が報告されています。(25名)百日咳についてですが、昨年の夏ころより、三条市、上越市で発生が始まり、長岡市では秋頃よりぽつぽつと発生がみられ始めました。主に小学校で、集団発生の形です。その後市内全域に広がりを見せています。百日咳は、三種混合、4種混合ワクチンで予防できますが、小学生になると抗体が下がり罹患するようです。学童の症状は、主に咳き込みが続くことでです。幸いなことに乳幼児の報告はありませんが、乳児、特に6か月未満の子どもが罹患すると重症化しますし、脳症なども起こすことがありますので、乳児はきちんと予防接種を受けるようにして下さい。